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掌の官能小説
第16章 秘密
夫に頼まれて私は夫の父親の様子を見にいきました。

夫の父親は夫とは血が繋がっていません。夫の母親は夫が小さい時に夫と再婚し、夫が小学校に入る前に亡くなり、血の繋がらない父親が夫を育ててくれていたそうです。

夫の父親は今は自宅で仕事をしています。
出張中の夫はここ2、3日連絡が取れないからと心配し、私に頼んだのでした。

私は結婚前に一度と結婚式の2度しか会っていませんでしたが、スラリとした体格をしていて、優しい人でした。

今まで何度か連絡が取れない事もあったようですが、一度肺炎で高熱を出し倒れていた事があり、夫は毎日連絡を取るようにしていたのでした。

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