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掌の官能小説
第23章 峠の宿屋
「今度は、俺が…」
彼女の顔を見ようと思ったが、恥ずかしいのもあり見れなかった。

彼女を前に、彼女が俺にしてくれたようにし始めた。
掌で、首を肩を…背中を
俺のペニスは反り返っていて、ペニスが彼女に触れてしまわないように注意を払いながら洗った。

時々、彼女は深く息を吐き出していた。

髪を上げられ、白いうなじはとても綺麗で唇を付けたい気分だった。

ふと、思った。
彼女はしたいのか?
したいから俺の背中洗うなんて言ったのか?
いや、しかし、見も知らない男とやりたくなるのか?

警戒しないといけない…
急に騒がれてしまうかもしれないし…

急に不安になり、手を止めた。

すると彼女は立ち上がり、
「ありがとう。湯船に浸かりましょうよ。」
と、言った。

リカ?

薄暗く彼女の顔はよく見えなかったが、リカに見えた。

「キャッ!」
彼女は滑りバランスを崩した。
俺はサッと彼女の腕を掴んだ。

リカ?だよな…
でもなんとなく違うような…

「ああ、ビックリした。ありがとう。」

「滑るから気を付けて。」

彼女の手を強く握りながら湯船に入った。







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