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掌の官能小説
第25章 夏の日の想い
ほんの数十分の時間だと思っていた。
身体をバスタオルで包み込みバスルームから出ると、だいぶ時間が経っていた。
確か…4時頃に雷が鳴り…
既に時計は7時を少し過ぎていた。

雨は…止んだようだ。

俺は脱ぎ捨てた自分の服を着ようとすると
「濡れてる…」
ルミは俺の手から服を取り乾燥機に入れようとしたが、
「大丈夫。家に帰って直ぐに着替えるから。」
ルミから服を再び取った。

チラッと自宅を見たが妻はまだ帰って来ていない様子。

「帰らないと。」

ルミは微笑みながら頷き、俺の首に腕を回し唇を首筋に付けた。

なんて可愛いんだろう…

俺はルミが愛しくて堪らなくなっていた。

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