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掌の官能小説
第25章 夏の日の想い
バイクを引きながらルミと家に戻ると妻は軒先に洗濯を干している。
俺は平静を装いながらバイクを置き、
「では、また。」
ルミに軽く会釈をし家に入った。
「あら、お隣さんと一緒だったの?」
「あ、いや、そこで会ってね。ほら、あの猟犬の様子を聞いていたんだ。後でまた診察に行ってやらないと。」
妻はいつも通り聞いているのか聞いていないのか分からない様子で、コーヒーを煎れている。
「あ、今日は土曜日だから泊まりですから。」
「ああ。」
夏の避暑地の土日は掻き入れどき。
遅くまでカフェは営業し、日曜の早朝から営業なのだ。
獣医には定休日は無い。
何も無ければ休み…
ゆっくりコーヒーを飲んでいると、バタバタと妻は出かけて行った。
全然眠く無い。
昨日から眠っていないのに。
頭の中はルミでいっぱいになり、脳みそは眠る余裕がなくなってしまっていた。
俺は平静を装いながらバイクを置き、
「では、また。」
ルミに軽く会釈をし家に入った。
「あら、お隣さんと一緒だったの?」
「あ、いや、そこで会ってね。ほら、あの猟犬の様子を聞いていたんだ。後でまた診察に行ってやらないと。」
妻はいつも通り聞いているのか聞いていないのか分からない様子で、コーヒーを煎れている。
「あ、今日は土曜日だから泊まりですから。」
「ああ。」
夏の避暑地の土日は掻き入れどき。
遅くまでカフェは営業し、日曜の早朝から営業なのだ。
獣医には定休日は無い。
何も無ければ休み…
ゆっくりコーヒーを飲んでいると、バタバタと妻は出かけて行った。
全然眠く無い。
昨日から眠っていないのに。
頭の中はルミでいっぱいになり、脳みそは眠る余裕がなくなってしまっていた。