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掌の官能小説
第28章 僕の彼女はモデル
雪歩は服を脱ぎ出した。

「人形と私…どっちが好き?」

「は?どうした?んな、雪歩に決まって…」

雪歩は僕に抱きつき唇を僕の唇に押し付けた。

「私だって…セックスしたかったわ。いつも愛撫だけ…なのに、人形にはしていたのね。」

人形にヤキモチ?
なんて、可愛いんだ…

「雪歩だと思って抱いていたんだ。雪歩の中に入りたくて…入りたい。」

雪歩の人形の横に本物の雪歩を寝かせた。
並べてみても、よく似ている。

パッと見ただけではどちらが本物か分からない。

でも
本物はやはり本物。
生気がある。

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