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掌の官能小説
第28章 僕の彼女はモデル
喉が渇き目が覚めた。
目を開けると、横にいつも通りに雪歩のラブドールがいた。

いつものように目を開けたまま僕を見ている。

頭を撫でキスをし、起き上がると…
本物の雪歩がベッドの下に座っている。

え?
ベランダに隠したはず…

僕はパニックになった。


「ゆ…雪歩?」

「人形…持っていたのね…」

「あ、ああ…こんなによく出来ているから驚いたよ。」
僕はなんて答えたらいいのか分からなかった。

「ホンモノの私とお人形…違う?」

「あ、当たり前だよ。全然違うよ。」

「この人形とセックスをしていたの?」

「え?な…何を…?」

「セックスできるんでしょ?この人形…」

「ん?できる…みたい…なぁ。」

「本当は私とセックスしたいんじゃないの?」

「え?そ…そりゃあ、したい…さ。雪歩が好きだから。」

「我慢していたの?」

「んー、我慢…してるさ。でも、雪歩が嫌がることはしない。」


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