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第13章 クリスマス
そして下から見上げられているという羞恥心。
けれどそんなこと考えられないくらい、亜沙子の腰の動きが止まらない。

「…亜沙子、すごいやらしい顔してる」
「んっ…はぁっ…だって…っ…」

途切れ途切れ、なんとか声を振り絞る。

「亜沙子、おいで」

色っぽい声で名前を呼ばれ、腕が伸ばされる。
倒れ込むように前田課長の上に覆い被さった。
くるりと身体を入れ替え、前田課長が亜沙子の左脚を肩の上に乗せる。

腰を掴まれ、深く、奥へ。
ぬるりぬるりと出入りする熱くて硬いモノ。

「ひゃんっ…うっ…はあっ…あっ…祐介ぇ…っ」
「亜沙子…一緒に…」

耳元で囁かれ、熱い吐息がかかる。
しがみついたまま何度も頷く。

「んっ…ああっ…あっあっ…」
「あっ…亜沙子っ」

ビクビクっと、中のモノが脈打つのを感じた。


ふたりとも息が荒く、じんわり汗ばんだ肌と肌がぴたりとくっついている。
重なったまま、なんとか呼吸を整えようとする。
前田課長の手が、いつものように髪の毛を撫でる。


しばらくして、そっと身体が離れた。
一瞬でもその身体が離れていくことが、とても怖い。
満たされた気持ちと、それ以上に満たされていない気持ちが交錯する。




奈央ちゃんの言葉を思い出す。

「和俊くんがさ、あんまり甘〜いタイプじゃないから、かわいいかわいいってチヤホヤしてくれてるその課長さんにフラフラしちゃってんじゃないの?」

「バレないように、楽しめば?亜沙ちゃんにも少しくらい、そんな奔放なところがあっても良いと思うよ」

そうできたら、どれだけラクなんだろう。
きっと、それができないなら、こんな関係を続けてちゃいけないんだ。

わたしが前田課長とこの関係を続けたいのなら、そこにカラダの関係以外を求めたらいけない。


和俊と離れたくないなら、バレないように、卑怯で強欲なオンナにならないといけない。


不倫というのは、そういうものだ。
もうすぐくるクリスマスも、誕生日も、そういうものには蓋をしないといけない。
なにも求めてはいけない。



わたしは、それでも、前田課長と一緒にいたいの?
亜沙子は自分に問いかける。



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