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* 花音’s short story *
第8章 *美月 × 陸 ~ 2人のお正月♡ ~
はぁ~………。
なんか疲れた。お風呂なのに全然くつろげないし、リラックス出来なかった……。
彼氏と一緒にお風呂に入るって、みんなしてることなのかな。
私は陸が初めての恋人だからわかんない……。
「おい。早く髪乾かさないと風邪引くぞ」
部屋に戻ってきた陸に声をかけられて我に返る。
「ほら、貸せよ」
私の手からドライヤーを奪い取って、わしゃわしゃと髪を乾かし始めた。
「ちょっと、痛いよ!もう少し優しくしてよね!」
「うるせーな。やってもらってんのに文句言うな」
「やってなんてお願いしてないもん」
「はいはい」
その後、乱暴だった陸の手が、優しく髪を梳くから……私は大人しく身を任せた。
「ありがとう」
ドライヤーを片付ける陸にお礼を言って、先にベッドの中に潜り込む。
……今日は……そういうコトだよね……。
「お前……そんなに布団かぶって苦しくねーの?」
ギシッという、ベッドの軋む音。
息が苦しいっていうか、顔が熱い……っ!
ぷはぁ……と大きく息をしながら、布団を顔から剥がすと「ガキ」と陸が笑った。
「ガキじゃないもん!」
ガバッと起きあがると、陸の顔が思いの外近くにあった。
陸の手が、私の頬に触れる。
私はそっと目を閉じて ──。
唇が重なった。
なんか疲れた。お風呂なのに全然くつろげないし、リラックス出来なかった……。
彼氏と一緒にお風呂に入るって、みんなしてることなのかな。
私は陸が初めての恋人だからわかんない……。
「おい。早く髪乾かさないと風邪引くぞ」
部屋に戻ってきた陸に声をかけられて我に返る。
「ほら、貸せよ」
私の手からドライヤーを奪い取って、わしゃわしゃと髪を乾かし始めた。
「ちょっと、痛いよ!もう少し優しくしてよね!」
「うるせーな。やってもらってんのに文句言うな」
「やってなんてお願いしてないもん」
「はいはい」
その後、乱暴だった陸の手が、優しく髪を梳くから……私は大人しく身を任せた。
「ありがとう」
ドライヤーを片付ける陸にお礼を言って、先にベッドの中に潜り込む。
……今日は……そういうコトだよね……。
「お前……そんなに布団かぶって苦しくねーの?」
ギシッという、ベッドの軋む音。
息が苦しいっていうか、顔が熱い……っ!
ぷはぁ……と大きく息をしながら、布団を顔から剥がすと「ガキ」と陸が笑った。
「ガキじゃないもん!」
ガバッと起きあがると、陸の顔が思いの外近くにあった。
陸の手が、私の頬に触れる。
私はそっと目を閉じて ──。
唇が重なった。