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* 花音’s short story *
第9章 *美羽 × 恒 ~ 2人の甘い休日♡ ~
無理させてるんじゃないか ──。
俺は彼女が甘えられる場所を作ってあげたかった。
美羽さんが心から安らげる存在になりたかった。
なのに、一緒に暮らすことで逆に負担になってはいないか ──。
そんなの、俺が望んでることじゃない。
そっとキッチンにいる美羽さんの背後に立つ。
そしてぎゅっと後ろから彼女の身体を抱き締めた。
「ちょっと……っ!」
くすくすと笑いながら身を捩る彼女。
「こっちおいでって言ってるのに」
「もう終わった!あとは片付けたら終わりだから」
「後片付けはあとで俺がやる。だからあっちいこ」
俺のわがままに、美羽さんは困ったように微笑んだ。
「………わかった。わかったから、とりあえず手を洗わせて?」
俺は彼女が甘えられる場所を作ってあげたかった。
美羽さんが心から安らげる存在になりたかった。
なのに、一緒に暮らすことで逆に負担になってはいないか ──。
そんなの、俺が望んでることじゃない。
そっとキッチンにいる美羽さんの背後に立つ。
そしてぎゅっと後ろから彼女の身体を抱き締めた。
「ちょっと……っ!」
くすくすと笑いながら身を捩る彼女。
「こっちおいでって言ってるのに」
「もう終わった!あとは片付けたら終わりだから」
「後片付けはあとで俺がやる。だからあっちいこ」
俺のわがままに、美羽さんは困ったように微笑んだ。
「………わかった。わかったから、とりあえず手を洗わせて?」