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第16章 永劫の春

訊くまでもない事だった。
一応の確認に過ぎなかった。
たったひとことをもらったら、動きはすぐに再開する。
だって彼女だって、自分と同じに決まっていた。
しかし、すぐに返ってくると思っていたそれを、彼女は何故か発してくれない。
こちらは答えを待つ為だけに、あえて動きを中断している。
本当はそんな僅かの時間さえ、我慢がならないのだ。
急かす目的で秀王は背面から、泉夏の双丘に手を伸ばす。
柔らかな膨らみを揉み、先端を指先で擦ってやれば、そこは簡単に勃った。
「あん、やっ…」
胸への刺激に一瞬で反応し、泉夏の身体は跳ねる。
こんなにもいとも簡単に感じてみせるくせに、どうして返答は即座に出来ないのだろう。
もどかしさを覚え、硬くなった頂を摘んでやれば、更に泉夏の肢体は痙攣する。
連動するように膣内が引き締まり、そんな風にされた側は最早悠長になどしていられない。
そそり勃つ雄の象徴が待ち切れず、彼女に強く打ち込まれた。