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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
いつもは午前中の早い時間から来ていたのだが、今日は家で昼食を済ませてからの来館。
そのせいもあってか平日だが、なかなか混雑していた。
春休み中の学生達が、勉強に利用しているのも一因だろう。
空いてる席をどうにか見つけ、持参した鞄を置いて席を確保する。
勉強を始める前に、ちょっとだけ。
来館した時の、もう癖になっているようなもの。
文学の棚に向かう。
左からひとつめ。
ふたつめ。
みっつめ。
今日はどれにしよう。
一冊を選び、席に戻る。
左肘を机に頬杖をつき、本の世界へ入る。
もう何回、この物語の中に飛び込んだだろう-最初の頃は読む度に数えていたが、あまりに繰り返すのでいつからか覚えていられなくなっていた。
それくらいの回数、ページを捲ってた。
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