この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第11章 逡巡の春
お弁当箱をしまおうと鞄を開け-スマートフォンがちょうど、メールの受信を知らせているのを発見する。
スマホを取り出し、ブルーのパステルカラーの指先でロックを解除する。
メールを確認し-指が、止まる。
呼吸が止まった。
瞳孔が大きく見開かれる。
嘘でしょ-明らかに動揺している自分。
もう別れた、最後だと言ったところで、まだ狼狽してしまう自分がここにいる。
どきどきして。
切なくて。
嬉しさのあまりすぐにでも返信出来たなら、どんなに良かっただろう。
でも今は、こんなに離れ離れに遠く。
逢いたい時に逢えなかったのは元からだったけれど。
今は物理的にも、本当に遠くて遠くて。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ