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桜の季節が巡っても
第11章 逡巡の春
「暇だから、電話かけてくれたんだろ。俺も珍しく、仕事休みで家にいるし」
休日の昼下がり。
自分の部屋から確かに、彼も時間があるなら直接会って話がしたいと電話してみた。
でも-。
「…ふたりきりになりたくない」
「ふたりだけじゃないならデートじゃないじゃん」
呆れたように返される。
「…だってまた何かされたら困るし」
「人を変質者みたいに言うな」
消え入りそうな泉夏の呟きに、龍貴は短く喉を鳴らした。
「俺には悦んでいるようにしか見えなかったけど?」
「…!」
龍貴のからかいに、泉夏の顔は羞恥心からみるみる真っ赤になる。
けれど、心当たりがまるっきりなくもないから、上手い言い返しが出来ない。
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