この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第13章 相愛の春
目の前には、自分を恋情を秘めた瞳で見つめる彼。
その彼の双眸に映るのは、これまた相手を恋慕する自分。
「泉夏-」
上擦った声で呼ばれ-もう、泣いてしまいたかった。
名前を呼ばれた事なんて、この三年で一体どれほどあっただろう。
なのに今日はもう何回目?
しかも苗字じゃない、ちゃんと下の名を。
しかも紡ぐその唇は、たった今まで確かに自分に触れていた-。
泣きたくなる想いを抱えたまま、ふたりの唇は再び引き寄せられる。
微かに触れ合い、吸われる。
やがて遠慮がちに、口内に何かが侵入してきた。
それが自らの舌の先端に触れた瞬間、泉夏の身体は電流を流されたかのように痙攣した。
驚きに思わず彼から離れようとするが-それは敵わない。
逃れられないように舌先を彼に絡み取られ、甘い吐息が漏れる。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ