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一族の恥
第1章 お母さんへ
お母さんへ
すっかり寒くなりましたね。
こないだはわざわざ店まで会いに来てくれて嬉しかったです。
仕事中だったのと、突然で驚いたのとで、「なにしにきたんや」「帰ってくれ」なんて、酷い態度をとってしまったことを後悔しています。
だってあのとき、お母さんサンダルやったから。
もし濡れた床で滑って転んだらどないしようって心配になって。
市場んなかは車もリフトもブンブン走ってるし、みんな運転荒いで、もしお母さんが怪我でもしたらって考えたら、腹立ってもうて・・・堪忍してや。
すっかり寒くなりましたね。
こないだはわざわざ店まで会いに来てくれて嬉しかったです。
仕事中だったのと、突然で驚いたのとで、「なにしにきたんや」「帰ってくれ」なんて、酷い態度をとってしまったことを後悔しています。
だってあのとき、お母さんサンダルやったから。
もし濡れた床で滑って転んだらどないしようって心配になって。
市場んなかは車もリフトもブンブン走ってるし、みんな運転荒いで、もしお母さんが怪我でもしたらって考えたら、腹立ってもうて・・・堪忍してや。