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The one …ただ一人の…
第15章 婚約者
『曄良、ごめんね。』
車で病院に向かいながら、日向は曄良に謝っていた。
「もう……知らないっ!」
朝から、箍が外れたように求められ、時間ギリギリまで日向に抱かれていた曄良は、拗ねていた。
『もう言わないから、許して?』
日向は、おねだりした曄良を少しからかった。それが曄良の機嫌を損ねた。
「だって……しょうがないじゃない。」
『嬉しかっただけなんだ。なんか今日、いつもより…』
「もう……いいよ。」
『許してくれるの?』
「うん…」
『ありがとう。』
そう言うと、曄良の頬にキスをした。
病院に着き、山下の病室に行くと、山下は退院の準備をしていた。
「あれ?お二人とも、来てくれたんですか?」
『ああ、一応、名誉の負傷だからな。』
「ありがとうございます!」
なんだかんだと仲の良い2人だと、曄良は思って、笑顔になった。
着替えを鞄に詰めていると、曄良が側に来た。
「手伝います。」
「ありがとうございます。」
山下は頬を染め、曄良を見つめている。
日向は、それが面白くない。
全く…曄良は隙だらけなんだから……
そう思いながら、日向は詰め終わった荷物を持つ。
「あ、自分で持ちます!」
『いいよ、一応怪我人だろ?』
「もう、治りましたよ?」
『撃たれ所が悪かったら、死んでたんだぞ?』
『少し、甘えろ。』
山下は、日向を見つめた。
「口説いてるんですか?」
『アホか?蹴るぞ!』
「すみません。」
曄良はクスクス笑ってる。
この2人、本当に良いコンビだ。
退院祝いと称して、ランチに行った。山下は曄良に視線を送っては、日向に怒られ、そんなやり取りをほのぼのと曄良は見つめていた。
『山下、お前、看護師にモテモテだったんだって?』
なんで知ってるんですか?
と驚いている。
「日向は看護師長さんと仲良しだから。」
曄良が、ニッコリ微笑む。
『気になる女は居なかったのか?』
「いませんよ。」
山下はキッパリ言った。
「私が好きなのは……」
曄良をチラッと見た。ため息を吐いた。
「止めましょうね、こんな話。あ!このパスタ美味しいですね!」
『話逸らしたな?』
日向は、こいつ絶対に曄良狙ってると思いながら、いつか問い詰めてやる!と心に誓った。
車で病院に向かいながら、日向は曄良に謝っていた。
「もう……知らないっ!」
朝から、箍が外れたように求められ、時間ギリギリまで日向に抱かれていた曄良は、拗ねていた。
『もう言わないから、許して?』
日向は、おねだりした曄良を少しからかった。それが曄良の機嫌を損ねた。
「だって……しょうがないじゃない。」
『嬉しかっただけなんだ。なんか今日、いつもより…』
「もう……いいよ。」
『許してくれるの?』
「うん…」
『ありがとう。』
そう言うと、曄良の頬にキスをした。
病院に着き、山下の病室に行くと、山下は退院の準備をしていた。
「あれ?お二人とも、来てくれたんですか?」
『ああ、一応、名誉の負傷だからな。』
「ありがとうございます!」
なんだかんだと仲の良い2人だと、曄良は思って、笑顔になった。
着替えを鞄に詰めていると、曄良が側に来た。
「手伝います。」
「ありがとうございます。」
山下は頬を染め、曄良を見つめている。
日向は、それが面白くない。
全く…曄良は隙だらけなんだから……
そう思いながら、日向は詰め終わった荷物を持つ。
「あ、自分で持ちます!」
『いいよ、一応怪我人だろ?』
「もう、治りましたよ?」
『撃たれ所が悪かったら、死んでたんだぞ?』
『少し、甘えろ。』
山下は、日向を見つめた。
「口説いてるんですか?」
『アホか?蹴るぞ!』
「すみません。」
曄良はクスクス笑ってる。
この2人、本当に良いコンビだ。
退院祝いと称して、ランチに行った。山下は曄良に視線を送っては、日向に怒られ、そんなやり取りをほのぼのと曄良は見つめていた。
『山下、お前、看護師にモテモテだったんだって?』
なんで知ってるんですか?
と驚いている。
「日向は看護師長さんと仲良しだから。」
曄良が、ニッコリ微笑む。
『気になる女は居なかったのか?』
「いませんよ。」
山下はキッパリ言った。
「私が好きなのは……」
曄良をチラッと見た。ため息を吐いた。
「止めましょうね、こんな話。あ!このパスタ美味しいですね!」
『話逸らしたな?』
日向は、こいつ絶対に曄良狙ってると思いながら、いつか問い詰めてやる!と心に誓った。