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The one …ただ一人の…
第17章 山下の気持ち
『今後は気をつける。』
日向の顔色が、変わった。
「ん?」
『昨日は、渉が、別れ際に、曄良に喘ぎ声忘れない思い出にするとか言いやがって、嫉妬した。』
「………アイツ…」
山下は唸るように呟く。
曄良は無理矢理されたっていってたのに……我慢出来なかった。
『本当は、すごく焦った。呼吸出来なくて、真っ青になる曄良を見て。このまま……』
日向は俯いた。唇を噛み締める。
『本当に……反省した。』
「副社長……」
『悪かったな。お前にも心配かけて。』
「渉は、曄良さんを無理矢理?最後までですか?」
『えっ?そこ、気になるんだ。』
「私だって、我慢してるんです。なのに……」
ははっ、我慢してるってハッキリ言うな。
『一回指でイカされたって。』
「羨ましい……」
山下は思わず呟いた。
『おい、おい…』
「あっ、すみません。失言でした。」
真っ赤になる山下を見て、日向は大笑いした。
『曄良の喘ぎ声なら、お前も聞いてるだろ?』
山下は、まあ、そうですけど。
と言うと、日向に言った。
「やっぱり、ワザとだったんですね。朝の電話の時の……ああ、もう!」
山下は落ち着きなくウロウロする。
『大丈夫か?山下。』
山下は眉を寄せて日向を見る。
「声、我慢しないように、曄良さんに言って下さい。私だってちゃんとしたのを聞きたい……みんなズルいです!」
コーヒー買ってきます!とプリプリ怒って出て行った。
山下、お前……
『曄良を大事にしないと、取られちまいそうだな。』
そう呟き、残りの書類を片付けた。
日向の顔色が、変わった。
「ん?」
『昨日は、渉が、別れ際に、曄良に喘ぎ声忘れない思い出にするとか言いやがって、嫉妬した。』
「………アイツ…」
山下は唸るように呟く。
曄良は無理矢理されたっていってたのに……我慢出来なかった。
『本当は、すごく焦った。呼吸出来なくて、真っ青になる曄良を見て。このまま……』
日向は俯いた。唇を噛み締める。
『本当に……反省した。』
「副社長……」
『悪かったな。お前にも心配かけて。』
「渉は、曄良さんを無理矢理?最後までですか?」
『えっ?そこ、気になるんだ。』
「私だって、我慢してるんです。なのに……」
ははっ、我慢してるってハッキリ言うな。
『一回指でイカされたって。』
「羨ましい……」
山下は思わず呟いた。
『おい、おい…』
「あっ、すみません。失言でした。」
真っ赤になる山下を見て、日向は大笑いした。
『曄良の喘ぎ声なら、お前も聞いてるだろ?』
山下は、まあ、そうですけど。
と言うと、日向に言った。
「やっぱり、ワザとだったんですね。朝の電話の時の……ああ、もう!」
山下は落ち着きなくウロウロする。
『大丈夫か?山下。』
山下は眉を寄せて日向を見る。
「声、我慢しないように、曄良さんに言って下さい。私だってちゃんとしたのを聞きたい……みんなズルいです!」
コーヒー買ってきます!とプリプリ怒って出て行った。
山下、お前……
『曄良を大事にしないと、取られちまいそうだな。』
そう呟き、残りの書類を片付けた。