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The one …ただ一人の…
第18章 音信不通
それからと日向は少し困った顔をして。
『ハグとキスは許可してる。』
日向は頭を掻いた。
「えっ?何それ。」
顔を真っ赤にする。
『曄良が嫌がらなければという条件付きだけどね。』
だから、山下とキスしちゃったとか悩む必要はない。
もちろん、曄良が嫌なら拒めばいいんだ。
『でも、曄良優しいから、拒めないだろ。』
頭をグリグリする。
「日向……なんか。大人になっちゃった感じ……。」
『そうかな?』
曄良は、日向が大きく感じた。山下の気持ちも、私の気持ちも、全てを飲み込んで……そして、笑ってる。
日向には敵わない。そう思った。
『曄良、なんか食べろ。痩せただろ?』
「そうかな。」
『ほら、腰の辺り。本当に大丈夫か?』
「わかった。モリモリ食べて、いっぱい肥る!」
『えっ、程々にしてね?』
曄良は、笑顔になる。
『やっと笑顔になったな。』
と日向が肩を抱きしめた。
あっ…大事な話を忘れる所だった。
そう言うと。日向は曄良にパンフレットを渡した。
「ん?」
曄良が渡されたのは、曄良が仕事で良く目にするパンフレットだった。
『6月末の日曜日。予約したから。』
えっ?ここ?予約出来たの?
結婚式場のパンフレット。
人気の式場で、1年待ちが当たり前の式場だった。
『憧れだったんだろ?ここで式挙げるの?』
曄良は、胸がキュっとなる。
「なんで、知ってるの?」
『色々とリサーチしたんで。』
ニヤニヤして笑ってる。
「良く取れたね、予約。」
『だって、そこも山野辺グループだから。』
嘘っ、知らなかった。
日向はピースサインを曄良に向けた。
「本当にもう。日向、大好きっ!」
そう言って、曄良は日向にだきつくと、頬にキスをした。
『今週末、曄良のドレス、選びに行こうな。』
そう耳元で囁くと、曄良の唇にゆっくりとキスを落とした。
日向は、職場まで曄良を送ると、所長にこえをかけた。
『6月末の日曜日、ここで曄良と式を挙げます。つきましては……』
スタッフが、みんな寄ってきた。
所長は
「任せて下さい。スタッフ総出で、最高の式にさせて頂きます!」
と満面の笑みを2人に向けた。
結城さんが
「おめでとう!!」
と言うと、周りのスタッフから拍手が沸き起こった。
2人は顔を見合わせて笑った。
『ハグとキスは許可してる。』
日向は頭を掻いた。
「えっ?何それ。」
顔を真っ赤にする。
『曄良が嫌がらなければという条件付きだけどね。』
だから、山下とキスしちゃったとか悩む必要はない。
もちろん、曄良が嫌なら拒めばいいんだ。
『でも、曄良優しいから、拒めないだろ。』
頭をグリグリする。
「日向……なんか。大人になっちゃった感じ……。」
『そうかな?』
曄良は、日向が大きく感じた。山下の気持ちも、私の気持ちも、全てを飲み込んで……そして、笑ってる。
日向には敵わない。そう思った。
『曄良、なんか食べろ。痩せただろ?』
「そうかな。」
『ほら、腰の辺り。本当に大丈夫か?』
「わかった。モリモリ食べて、いっぱい肥る!」
『えっ、程々にしてね?』
曄良は、笑顔になる。
『やっと笑顔になったな。』
と日向が肩を抱きしめた。
あっ…大事な話を忘れる所だった。
そう言うと。日向は曄良にパンフレットを渡した。
「ん?」
曄良が渡されたのは、曄良が仕事で良く目にするパンフレットだった。
『6月末の日曜日。予約したから。』
えっ?ここ?予約出来たの?
結婚式場のパンフレット。
人気の式場で、1年待ちが当たり前の式場だった。
『憧れだったんだろ?ここで式挙げるの?』
曄良は、胸がキュっとなる。
「なんで、知ってるの?」
『色々とリサーチしたんで。』
ニヤニヤして笑ってる。
「良く取れたね、予約。」
『だって、そこも山野辺グループだから。』
嘘っ、知らなかった。
日向はピースサインを曄良に向けた。
「本当にもう。日向、大好きっ!」
そう言って、曄良は日向にだきつくと、頬にキスをした。
『今週末、曄良のドレス、選びに行こうな。』
そう耳元で囁くと、曄良の唇にゆっくりとキスを落とした。
日向は、職場まで曄良を送ると、所長にこえをかけた。
『6月末の日曜日、ここで曄良と式を挙げます。つきましては……』
スタッフが、みんな寄ってきた。
所長は
「任せて下さい。スタッフ総出で、最高の式にさせて頂きます!」
と満面の笑みを2人に向けた。
結城さんが
「おめでとう!!」
と言うと、周りのスタッフから拍手が沸き起こった。
2人は顔を見合わせて笑った。