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The one …ただ一人の…
第19章 魅惑のドレス
司は、ドレスを前にして、ブランデーを口にしていた。
『曄良……』
ー3年前ー
結婚式の打ち上げと称して飲み会が行われたあの日。
司は曄良を見つめていた。
司は基本男が好きだった。
女に興味を持った事もなかったし、抱きたいと思った事もなかった。
この結婚式で、初めて曄良に出逢った。
始めは頼りないのかと思っていたが、仕事の出来る子だった。
あの笑顔で、見つめられると、変な気持ちになった。
味わった事のない、女への興味。
司は、戸惑っていた。
オネエ言葉を使い、男を品定めしていた自分が、変わって行くのを感じていた。
ちょっと強いカクテルを手に持ち、曄良に近づいた。
『曄良ちゃん、お疲れ様。』
「あっ、司さん、今回の素敵なドレス。感動しちゃいました!」
瞳を潤ませて、見上げてくる曄良に、司は味わった事のない疼きを覚えた。
『はい、これ美味しいわよ。』
と、カクテルを差し出す。
「ありがとうございます!」
あっ、美味しい!
曄良の側で、話をしながら、何杯目かのカクテルを口にしていた時だった。
カチャン
曄良がグラスを落とした。
潤んで、蕩けてしまうような瞳を司に向けた。
「なんか、フワフワしますね。」
そんな彼女を家まで送ると称して、会場から連れ出した。
タクシーを拾うと、司は自分のマンションに向かった。
自分の疼きの正体を確かめたくて、曄良を自分の部屋へ連れ込んだ。
泥酔した曄良を、そっとベッドに運ぶ。
そっと、曄良の頬に触れる。
そのまま、ゆっくりと唇を重ねた。
なんて、柔らかいんだ。司は曄良の腕を抑えると、さらに深いキスをした。
「……ん………んっ…」
甘い声が、曄良から漏れていた。
司は、曄良の唇を割り、舌を入れる。
曄良の口内は、熱を帯びていてその舌は、戸惑っている。強引に、曄良の舌に絡めると、ゆっくりと応え、司に絡めてくる。
可愛い……曄良……
曄良は酔って朦朧としていたが、既に身体はキスだけで疼き、抵抗することも忘れ……司のキスに応える。
『曄良……』
ー3年前ー
結婚式の打ち上げと称して飲み会が行われたあの日。
司は曄良を見つめていた。
司は基本男が好きだった。
女に興味を持った事もなかったし、抱きたいと思った事もなかった。
この結婚式で、初めて曄良に出逢った。
始めは頼りないのかと思っていたが、仕事の出来る子だった。
あの笑顔で、見つめられると、変な気持ちになった。
味わった事のない、女への興味。
司は、戸惑っていた。
オネエ言葉を使い、男を品定めしていた自分が、変わって行くのを感じていた。
ちょっと強いカクテルを手に持ち、曄良に近づいた。
『曄良ちゃん、お疲れ様。』
「あっ、司さん、今回の素敵なドレス。感動しちゃいました!」
瞳を潤ませて、見上げてくる曄良に、司は味わった事のない疼きを覚えた。
『はい、これ美味しいわよ。』
と、カクテルを差し出す。
「ありがとうございます!」
あっ、美味しい!
曄良の側で、話をしながら、何杯目かのカクテルを口にしていた時だった。
カチャン
曄良がグラスを落とした。
潤んで、蕩けてしまうような瞳を司に向けた。
「なんか、フワフワしますね。」
そんな彼女を家まで送ると称して、会場から連れ出した。
タクシーを拾うと、司は自分のマンションに向かった。
自分の疼きの正体を確かめたくて、曄良を自分の部屋へ連れ込んだ。
泥酔した曄良を、そっとベッドに運ぶ。
そっと、曄良の頬に触れる。
そのまま、ゆっくりと唇を重ねた。
なんて、柔らかいんだ。司は曄良の腕を抑えると、さらに深いキスをした。
「……ん………んっ…」
甘い声が、曄良から漏れていた。
司は、曄良の唇を割り、舌を入れる。
曄良の口内は、熱を帯びていてその舌は、戸惑っている。強引に、曄良の舌に絡めると、ゆっくりと応え、司に絡めてくる。
可愛い……曄良……
曄良は酔って朦朧としていたが、既に身体はキスだけで疼き、抵抗することも忘れ……司のキスに応える。