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The one …ただ一人の…
第19章 魅惑のドレス
抱き尽くした。その表現がしっくり来るほど、何度も何度も曄良を求めた。
最後は曄良が、意識を手放し、やっと司は終わりにする事が出来た。
もう、日が差し込み、朝を迎えようとしていた。
軽くシャワーを浴び、曄良をタオルで拭いてやる。
曄良はグッタリしていて、されるがままだった。
「こんなに華奢な身体を。…ごめんな…」
吸い尽くすように、求めてしまった。
司は曄良に唇を重ねる。
「ん……」
曄良が寝返りを打ち、ゆっくりと目を開ける。
「司……さん?」
『おはよう。』
「あれ……私……ん?」
『覚えて……ないの?』
「……迷惑……掛けました?」
『ははっ……大丈夫だよ。』
「なんか……腰が……」
曄良が、昨日の激しい行為を忘れているから、少し意地悪く言った。
『なんでだろうね…』
司は曄良の頭を撫でた。
司は、それでいいと思った。
たぶん曄良は、司がゲイだから、女性には手を出さないと思ってる。
それならそれで、思い出に出来る。
自分の気持ち告げて、曄良が困惑する方が怖かった。
告げなければ、今まで通りの関係が築ける。
そう思ってはぐらかした。
『シャワー浴びておいで。』
と、曄良の頭を撫で、司はゆっくりとベッドから立ち上がると、曄良を見つめて、微笑んだ。
『あんまりぐっすり寝てるから、いっぱい付けちゃったの。』
とオネエ口調に戻すと、曄良に付いた紅いシルシを指さした。
「えっ、あっ。司さん?が付けたの?」
『そ、曄良ちゃん綺麗な身体してたわよ。』
曄良は、顔を真っ赤にして、シャワールームに入っていった。
司が女性を抱いたのは、後にも先にもこの時だけ。
曄良だけだった。
カラン
ブランデーの氷がゆっくりと溶けている。
『ただ一人、愛した女性…ね……』
司は、ドレスを見つめながら、愛おしそうに微笑んだ。
最後は曄良が、意識を手放し、やっと司は終わりにする事が出来た。
もう、日が差し込み、朝を迎えようとしていた。
軽くシャワーを浴び、曄良をタオルで拭いてやる。
曄良はグッタリしていて、されるがままだった。
「こんなに華奢な身体を。…ごめんな…」
吸い尽くすように、求めてしまった。
司は曄良に唇を重ねる。
「ん……」
曄良が寝返りを打ち、ゆっくりと目を開ける。
「司……さん?」
『おはよう。』
「あれ……私……ん?」
『覚えて……ないの?』
「……迷惑……掛けました?」
『ははっ……大丈夫だよ。』
「なんか……腰が……」
曄良が、昨日の激しい行為を忘れているから、少し意地悪く言った。
『なんでだろうね…』
司は曄良の頭を撫でた。
司は、それでいいと思った。
たぶん曄良は、司がゲイだから、女性には手を出さないと思ってる。
それならそれで、思い出に出来る。
自分の気持ち告げて、曄良が困惑する方が怖かった。
告げなければ、今まで通りの関係が築ける。
そう思ってはぐらかした。
『シャワー浴びておいで。』
と、曄良の頭を撫で、司はゆっくりとベッドから立ち上がると、曄良を見つめて、微笑んだ。
『あんまりぐっすり寝てるから、いっぱい付けちゃったの。』
とオネエ口調に戻すと、曄良に付いた紅いシルシを指さした。
「えっ、あっ。司さん?が付けたの?」
『そ、曄良ちゃん綺麗な身体してたわよ。』
曄良は、顔を真っ赤にして、シャワールームに入っていった。
司が女性を抱いたのは、後にも先にもこの時だけ。
曄良だけだった。
カラン
ブランデーの氷がゆっくりと溶けている。
『ただ一人、愛した女性…ね……』
司は、ドレスを見つめながら、愛おしそうに微笑んだ。