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The one …ただ一人の…
第19章 魅惑のドレス
結婚式の打ち合わせで、一同ライルに集合していた。
『じゃ、招待客はこれでいい?』
日向が中心になって、話を進める。
なんだかんだと、社長の器なんだろう。
テキパキ、流れを決めていく。
曄良は名簿を見て、呆然としていた。
芸能人か?と思うほどの招待客の人数。
ほとんどは日向の関係者だ。
『次は、結婚式は教会で、バージンロードは…』
そこまで日向が言うと、
「はいっ!」
と3名の挙手があった。
『は?なんで山下が手を挙げてるんだ?』
「だって、花嫁姿の曄良さんと歩きたいから。」
『却下!次、親父は?』
「曄良ちゃんのお父さんになるから。」
『それは結婚してからだろ?』
「だって、花嫁姿の曄良ちゃんと歩きたい。」
親父も山下と一緒かよ。呆れてため息を吐く。
『却下!やっぱり、ここはマスターで。良いよね、曄良?』
「はいっ!」
即答すると。
「曄良さん…」
「曄良ちゃん…」
情けない声を出す、山野辺社長と山下。
あっ、ごめんなさい二人とも……。
曄良が二人に謝る。
なぜか勝ち誇ったように、ニッと笑ってピースをするマスター。
『二人とも、写真は撮らせてあげるから、それで我慢して。いいね?』
二人の顔がパァーッと明るくなる。
『ベール持つのは、サクとユウで良いの?』
「今、説得中……です。」
サクとユウは、いよいよ結婚してしまう曄良を、まだ祝福出来ないでいた。
日向は少し考えて……
『それ、オレが行くよ。結城さんに都合のいい日、聞いておいて?』
「えっ…あ、はい。」
『じゃ、その日、曄良も一緒に来て。その帰りに指輪、買いに行こう。』
ごめんね。時間なかなか取れないから…
「うん。大丈夫。その日で。」
『あと、和装の衣装合わせもあったな…』
日向の母、雪乃がどうしても二人の和装が見たいと言ったのだ。
披露宴の入場は和装で、と決まっていた。
『じゃ、もう1日、動ける日作れる?』
「うん、日向に合わせるよ。」
『じゃあ、和装の打ち合わせして、その後ブーケの打ち合わせに行く。』
日向は次から次へと、瞬く間に決めて、式と、披露宴の流れを決めて行った。
『じゃ、招待客はこれでいい?』
日向が中心になって、話を進める。
なんだかんだと、社長の器なんだろう。
テキパキ、流れを決めていく。
曄良は名簿を見て、呆然としていた。
芸能人か?と思うほどの招待客の人数。
ほとんどは日向の関係者だ。
『次は、結婚式は教会で、バージンロードは…』
そこまで日向が言うと、
「はいっ!」
と3名の挙手があった。
『は?なんで山下が手を挙げてるんだ?』
「だって、花嫁姿の曄良さんと歩きたいから。」
『却下!次、親父は?』
「曄良ちゃんのお父さんになるから。」
『それは結婚してからだろ?』
「だって、花嫁姿の曄良ちゃんと歩きたい。」
親父も山下と一緒かよ。呆れてため息を吐く。
『却下!やっぱり、ここはマスターで。良いよね、曄良?』
「はいっ!」
即答すると。
「曄良さん…」
「曄良ちゃん…」
情けない声を出す、山野辺社長と山下。
あっ、ごめんなさい二人とも……。
曄良が二人に謝る。
なぜか勝ち誇ったように、ニッと笑ってピースをするマスター。
『二人とも、写真は撮らせてあげるから、それで我慢して。いいね?』
二人の顔がパァーッと明るくなる。
『ベール持つのは、サクとユウで良いの?』
「今、説得中……です。」
サクとユウは、いよいよ結婚してしまう曄良を、まだ祝福出来ないでいた。
日向は少し考えて……
『それ、オレが行くよ。結城さんに都合のいい日、聞いておいて?』
「えっ…あ、はい。」
『じゃ、その日、曄良も一緒に来て。その帰りに指輪、買いに行こう。』
ごめんね。時間なかなか取れないから…
「うん。大丈夫。その日で。」
『あと、和装の衣装合わせもあったな…』
日向の母、雪乃がどうしても二人の和装が見たいと言ったのだ。
披露宴の入場は和装で、と決まっていた。
『じゃ、もう1日、動ける日作れる?』
「うん、日向に合わせるよ。」
『じゃあ、和装の打ち合わせして、その後ブーケの打ち合わせに行く。』
日向は次から次へと、瞬く間に決めて、式と、披露宴の流れを決めて行った。