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The one …ただ一人の…
第19章 魅惑のドレス
「日向、大丈夫?」
曄良は、日向を心配そうに覗き込んだ。
『ん?大丈夫だよ、楽しい!』
「楽しいの?」
『うん。曄良の晴れの舞台だからね。』
そう言うと、ニッコリ笑う。
「日向も、晴れの舞台でしょ?」
『でも、花嫁が主役だよ。そうでしょ?』
「そうかな。」
『曄良…?』
「日向、あまり無理しないでね。」
そう言って、日向の腰に手を回した。
「仕事も、忙しいでしょ?体調…」
『曄良…大丈夫だよ。』
こっち来て。と日向は曄良の手を引いた。
「日向?」
日向は曄良の腰に手を回し、頭を引き寄せると唇をそっと重ねた。
啄むように、キスをする。
そっと離すと、曄良を見つめる。
『心配しないで。それより…』
『ごめんな。こっちの事情で、色々。』
曄良が日向を見上げる。
「なんで、謝るの?」
『曄良、ずっとウエディングの仕事していたから、きっと自分の時はって、色々夢があったんじゃないかなって。』
「日向…。」
曄良は日向の首に腕を回す。
日向は屈むようにして、曄良を抱きしめる。

「私は、日向が隣に居てくれれば、それでいいの。」
そう日向の耳元で囁いた。
「それが、私の夢だから…」
『曄良……。』
そして再び、唇を重ねる。


『人前だぞ……』
その声に驚いて、振り返る。
『マスター……』
あなたはどれだけセンサー働くんですか?

「お兄ちゃん、わかった。」
そう言って、日向を2階へ誘う。
「人前じゃなければ、いいんでしょ?」

『あっ、曄良?』
日向は戸惑い、マスターは
『反抗期!曄良が反抗期だ!』
と大騒ぎしている。


日向は曄良の2階の部屋に入ると、曄良をベッドに押し倒す。
『曄良?誘ったよね?』
曄良は、頬をピンクに染めている。
黙ったまま、日向に腕を絡ませる。
日向は、曄良の唇に重ね、すぐに舌を入れ、絡ませていく。曄良も日向を求めて絡ませていく。

『曄良……優しく出来ないよ。』

曄良は潤んだ目で見つめてくる。
それはまるで、わかったと言っているようだった。

日向は、曄良の首筋に舌を這わせ、すぐさま、曄良のセーターを捲り上げ、ブラのホックを外し、上にずらす。そのまま、曄良の柔らかな肌に手を這わせ、片手でゆっくりと胸を揉み、先端を口に含んだ。
曄良の甘い声は部屋に響いて、その声が、日向をさらに煽っていく。

「ん………あ…っ……ん…っ……」
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