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The one …ただ一人の…
第21章 新婚旅行?
病室に行くと、皆が揃って曄良を心配そうに見つめていた。
「どうでした?」
山下が聞く。
『うん。ちょっと、曄良と2人にしてもらって良いかな?』
そう言うと、日向は曄良の側に座った。
皆は山下に促され、病室を後にした。
日向は、曄良の頭を撫で、優しい眼差しで見つめる。
「ん…」
曄良がゆっくりと目を開けた。
日向は、頭を優しく撫でている。
『目、覚めた?』
「私……」
『倒れたんだ。』
「えっ…ごめん……」
曄良は、ゆっくりと身体を起こす。
日向は、曄良の手を優しく握りしめた。
『曄良。体調何時から悪かった?』
「えっ…あの……」
『知ってたの?曄良?』
「何を?」
日向の手を握る力が、強くなった。
『妊娠してる。』
「えっ…誰が?」
『曄良が。』
「…………」
日向は、曄良を強く抱きしめた。
『オレ達の子だよ。曄良』
曄良は大きく見開いた瞳から涙が溢れた。
そういえば、生理来てなかったかも。
『気付いてなかったの?』
日向は、曄良の頭をクシャとした。
「うん。」
日向は、涙目になって笑った。
『鈍感だな。』
「ヒドイ!」
膨れっ面になる曄良を、日向は優しく抱きしめる。
『ありがとう。オレをまた幸せにしてくれて。』
曄良は、潤んだ瞳で日向を見つめる。
「日向……」
日向は曄良の唇にそっと重ね、優しくキスをした。
病室のドアを開けると一同、神妙な面持ちで、日向を見つめた。
『あ、ご心配お掛けしました。』
「そんなに、悪いんですか?」
山下が真っ青になっている。
『あ、違う。悪くないです。ただ曄良に1番に伝えたくて。』
みんな不思議そうに見つめる。
『曄良に、赤ちゃんが……妊娠してると言われて…』
「えーーーーーーーっ」
一同声を上げる。
「きゃー、曄良ちゃん、素敵!!」
そう言って、日向の母は飛び跳ねながら曄良の元へ走り寄る。
「おめでとうございます。」
山下は何故か日向の手を握りしめて、涙目になってる。
親父と桜井は、跡取りバンザイと両手を挙げた。
兄の譲は、口元に手を当て、空を見上げた。
今にも泣きそうだった。
『曄良が、母親か……』
そう呟くと、頬に涙が伝った。
「どうでした?」
山下が聞く。
『うん。ちょっと、曄良と2人にしてもらって良いかな?』
そう言うと、日向は曄良の側に座った。
皆は山下に促され、病室を後にした。
日向は、曄良の頭を撫で、優しい眼差しで見つめる。
「ん…」
曄良がゆっくりと目を開けた。
日向は、頭を優しく撫でている。
『目、覚めた?』
「私……」
『倒れたんだ。』
「えっ…ごめん……」
曄良は、ゆっくりと身体を起こす。
日向は、曄良の手を優しく握りしめた。
『曄良。体調何時から悪かった?』
「えっ…あの……」
『知ってたの?曄良?』
「何を?」
日向の手を握る力が、強くなった。
『妊娠してる。』
「えっ…誰が?」
『曄良が。』
「…………」
日向は、曄良を強く抱きしめた。
『オレ達の子だよ。曄良』
曄良は大きく見開いた瞳から涙が溢れた。
そういえば、生理来てなかったかも。
『気付いてなかったの?』
日向は、曄良の頭をクシャとした。
「うん。」
日向は、涙目になって笑った。
『鈍感だな。』
「ヒドイ!」
膨れっ面になる曄良を、日向は優しく抱きしめる。
『ありがとう。オレをまた幸せにしてくれて。』
曄良は、潤んだ瞳で日向を見つめる。
「日向……」
日向は曄良の唇にそっと重ね、優しくキスをした。
病室のドアを開けると一同、神妙な面持ちで、日向を見つめた。
『あ、ご心配お掛けしました。』
「そんなに、悪いんですか?」
山下が真っ青になっている。
『あ、違う。悪くないです。ただ曄良に1番に伝えたくて。』
みんな不思議そうに見つめる。
『曄良に、赤ちゃんが……妊娠してると言われて…』
「えーーーーーーーっ」
一同声を上げる。
「きゃー、曄良ちゃん、素敵!!」
そう言って、日向の母は飛び跳ねながら曄良の元へ走り寄る。
「おめでとうございます。」
山下は何故か日向の手を握りしめて、涙目になってる。
親父と桜井は、跡取りバンザイと両手を挙げた。
兄の譲は、口元に手を当て、空を見上げた。
今にも泣きそうだった。
『曄良が、母親か……』
そう呟くと、頬に涙が伝った。