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The one …ただ一人の…
第5章 好きという事
次の日から、ぱったりとカフェに来なくなった曄良。
「今日も来なかった。」
日向は俯く。なんで?マスターに問いかける。
『曄良は俺一筋だからなぁ。』
と鼻で笑われる。
『外階段から出入りしてるからな。相当会いたくないんだなぁ。』
マスターは、ワザと日向の不安を煽る。
デートは上手くいった。そう思ったのに。付き合う云々がヤッパリダメだったのか?
思い出す、曄良が怪我をしたあの日…
ーもっと、若くて可愛い子がー
デートの時も、似た様な事言ってたな。
日向は深いため息を吐いた。
年の差なんて、感じてないのに。
あー曄良さんに会いたい。
曄良は戸惑っていた。
ただでさえ、日向に出逢ってから会うたびに、惹かれていたのに。
1日デートして、ドンドン日向の事を好きになってしまう自分が怖くなったのだ。
年上という事が、あの日向の同級生に言われた事が、頭から離れない曄良。
自分のデスクにうつ伏せに項垂れていると
「曄良ちゃん?大丈夫?」
『えっ。』
「負のオーラ出てますね。」
職場の先輩の結城さんに言われ、すみません。と謝る。
「もう一週間、曄良ちゃん溜め息の数、半端ないよ?」
周りのスタッフが一斉に頷く。
あーみんなに心配かけた。
反省していると、結城さんが言った。
「この前言ってた年下のアルバイトとなんかあったの?」
結城さんって、結構鋭いのよね。と曄良は思う。
『んーっ、あった様な無いような。』
途端に、結城さんの目が輝いた。
わかった。明日休みだし、今日、うちに来て?飲も!
曄良は誘われるがまま、結城の家に行くことになった。
「今日も来なかった。」
日向は俯く。なんで?マスターに問いかける。
『曄良は俺一筋だからなぁ。』
と鼻で笑われる。
『外階段から出入りしてるからな。相当会いたくないんだなぁ。』
マスターは、ワザと日向の不安を煽る。
デートは上手くいった。そう思ったのに。付き合う云々がヤッパリダメだったのか?
思い出す、曄良が怪我をしたあの日…
ーもっと、若くて可愛い子がー
デートの時も、似た様な事言ってたな。
日向は深いため息を吐いた。
年の差なんて、感じてないのに。
あー曄良さんに会いたい。
曄良は戸惑っていた。
ただでさえ、日向に出逢ってから会うたびに、惹かれていたのに。
1日デートして、ドンドン日向の事を好きになってしまう自分が怖くなったのだ。
年上という事が、あの日向の同級生に言われた事が、頭から離れない曄良。
自分のデスクにうつ伏せに項垂れていると
「曄良ちゃん?大丈夫?」
『えっ。』
「負のオーラ出てますね。」
職場の先輩の結城さんに言われ、すみません。と謝る。
「もう一週間、曄良ちゃん溜め息の数、半端ないよ?」
周りのスタッフが一斉に頷く。
あーみんなに心配かけた。
反省していると、結城さんが言った。
「この前言ってた年下のアルバイトとなんかあったの?」
結城さんって、結構鋭いのよね。と曄良は思う。
『んーっ、あった様な無いような。』
途端に、結城さんの目が輝いた。
わかった。明日休みだし、今日、うちに来て?飲も!
曄良は誘われるがまま、結城の家に行くことになった。