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The one …ただ一人の…
第6章 危険な香り
「んっうんっ」
咳払いが突然聞こえて、ハッとする。
すっかり忘れていた。
『マスター…。』
「全く。大事な箱入り妹に手ぇー出しやがってっ!」
『すみませんっ…でも止めませんっ。』

ニッと笑って日向は曄良にまたキスをした。
次の瞬間、襟元掴まれて病室を追い出された。
「暫くそこで反省してろ。盛りのついた猫かっ…お前はっ!」
後ろでクスクスと笑う曄良の声がした。

大丈夫。曄良、笑ってるから大丈夫だ。
日向はそう心で呟いて、思わず泣きそうになって…再び中に入ろうとすると扉を目の前で閉められた。

『マスター!ごめんなさいっ!本当にすみませんっ!おふざけが過ぎました。もうしませんからぁー!マスターの前では!』
「アイツはっ、全然反省してないっ!」

プンプン怒っている兄を見て、ぷぅっと吹き出した曄良。
「お兄ちゃんと日向、仲良しだね〜。」
お腹を抱えて笑いだした。
何とか扉をこじ開けて、中に入って来た日向とマスターが、

仲良くないっ!

と二人同時で言った言葉に、また笑い出す曄良だった。
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