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The one …ただ一人の…
第7章 ライバル?
一週間の入院を言い渡され、その間色んな人が入れ替わり立ち替わりお見舞いに訪れた。
曄良の人気ぶりに、日向は少しヤキモチを妬いていた。

『キスする暇もないっ!』

いや、十分してるでしょ?と突っ込みを入れると
『足りない!』
と怒る。
もう…子供なんだから…
そう呟くと
『子供だ。可愛い子供の言う事は聞いてもらわないと』
そして曄良の後頭部に手を回すと唇を重ねてくる。
舌を入れ、奥まで味わうと曄良の舌に絡めていく。クチュ、クチュと水音が病室に響く。ゆっくりと曄良の唇を解放する。

「子供はこんな激しいのしないよ……」
頬を赤く染めて、曄良は日向の胸を軽く叩く。
いいのっ!と言ってまたキスをする。

そんな時だった。
突然扉が開いたから、キスをしたまま扉に目をやった。

『アキラにチューしたらダメぇー』

と小さい物体が日向にタックルをかました。
「うわっ」
勢い余って倒れると、そっくりな顔した男の子二人が、日向の上に重なる様に乗っかり抑えこんでる。

「サク。ユウ。来てくれたの?」

そう言って曄良が笑顔を見せると日向の上から飛び起き、曄良のベットの上にあがり、曄良のほっぺを掴む。

『アキラ、大丈夫?僕たちが消毒してあげるよ!』

とアキラにチューしようとする。

「あっ、こらっ!」

日向は慌てて双子を引き剥がし両脇に抱え込む。

『はなせよっ!このっ!アクマ!』
そう叫びながら、双子は凄い勢いで日向を叩く!
「痛てっ、何なんだよ!おとなしくしろって!」

そんなバタバタを繰り広げていると、もう一度扉が開いて、結城さんが顔を出した。
「あっ結城さん。」
二人揃って言うと、目の前の状況に結城さんは笑い出す。

「ごめんね。病室の近くに来たら、二人とも走り出しちゃって!」

ってことは、これはあの噂の双子かっ!
でも、曄良から聞いていたのは天使みたいに可愛い双子。
ここにいるのは明らかに只の悪ガキだっ。
曄良、これは天使じゃないっ間違ってるから!
心の声はそう叫んでいたが、

「可愛いお子さん達ですね〜。」
顔を引きつらせて笑顔を作り、結城に言うと、抱えていた二人を降ろす。
また曄良にまとわりつこうとする二人をさり気なく邪魔しながら…。
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