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The one …ただ一人の…
第7章 ライバル?
「サク、ユウいい加減にしなさい!ここは病院。静かにする約束だったよねっ!」
結城さんの言葉に、ピタっと大人しくなる二人。
お母さんスゴイ!カッコいい!
と日向はひたすら、心の中で結城さんを賞賛した。
ごめんね。と謝る結城さんに続き、双子も曄良に謝る。あくまで曄良にね!
持ってきてくれたケーキをみんなで食べながら、曄良は職場の事を聞いていた。
「所長、暫く放心状態だったんだけど、危機管理が足りなかったって言って、応接室無くして、全部オープン型の打ち合わせスペースにするって張り切っちゃって!
多分帰ってきたらビックリするわよ。」
曄良は目を丸くした。
『えーっ。でもそんなの、凄いお金かかりそうだね。所長大丈夫なのかな?』
「あっだってそれはっ」
と言いかけて、ハッとした顔をして何故か日向を一瞬見ると、話しを止める。
曄良は??んっと次の言葉を待っていた。
結城さんは明らかに狼狽えている。
「なんかっ、所長の知り合いに援助してくれる人が居て、ほとんどお金出してくれたって・・・詳しい事は知らないんだけどね〜。」
なんか誤魔化した感、満載だったなぁと思いつつ、でも日向もそうなんだぁとか普通に答えてたから、私の考えすぎ?と思い、すっかり大人しくなった双子を交互に見つめる。
ケーキを食べて、お腹がいっぱいになって眠くなったのか、サクもユウもウトウトしてる。
結城さんもそれに気がついて、ソロソロ帰るわと腰をあげる。
「結城さん車ですか?」
日向がすっかり大人しくなった双子を両腕に抱っこして、軽々と立ち上がった。
「駐車場まで送りますよ。」
ニッコリ笑った日向を見て、結城さんが目を輝かせて、曄良の方を向いて、何か言いたげな表情をしていた。
これはまた、職場でからかわれそうだ……⁉︎
結城さんは日向と双子に眩しい視線を送りながら、病室を出て行った。
結城さんの言葉に、ピタっと大人しくなる二人。
お母さんスゴイ!カッコいい!
と日向はひたすら、心の中で結城さんを賞賛した。
ごめんね。と謝る結城さんに続き、双子も曄良に謝る。あくまで曄良にね!
持ってきてくれたケーキをみんなで食べながら、曄良は職場の事を聞いていた。
「所長、暫く放心状態だったんだけど、危機管理が足りなかったって言って、応接室無くして、全部オープン型の打ち合わせスペースにするって張り切っちゃって!
多分帰ってきたらビックリするわよ。」
曄良は目を丸くした。
『えーっ。でもそんなの、凄いお金かかりそうだね。所長大丈夫なのかな?』
「あっだってそれはっ」
と言いかけて、ハッとした顔をして何故か日向を一瞬見ると、話しを止める。
曄良は??んっと次の言葉を待っていた。
結城さんは明らかに狼狽えている。
「なんかっ、所長の知り合いに援助してくれる人が居て、ほとんどお金出してくれたって・・・詳しい事は知らないんだけどね〜。」
なんか誤魔化した感、満載だったなぁと思いつつ、でも日向もそうなんだぁとか普通に答えてたから、私の考えすぎ?と思い、すっかり大人しくなった双子を交互に見つめる。
ケーキを食べて、お腹がいっぱいになって眠くなったのか、サクもユウもウトウトしてる。
結城さんもそれに気がついて、ソロソロ帰るわと腰をあげる。
「結城さん車ですか?」
日向がすっかり大人しくなった双子を両腕に抱っこして、軽々と立ち上がった。
「駐車場まで送りますよ。」
ニッコリ笑った日向を見て、結城さんが目を輝かせて、曄良の方を向いて、何か言いたげな表情をしていた。
これはまた、職場でからかわれそうだ……⁉︎
結城さんは日向と双子に眩しい視線を送りながら、病室を出て行った。