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ロマンスが降り注ぐ
第1章 夢のあとさき
何か凄く楽しい夢を見ていた気がする。
『ねぇ、アタシどうやって帰ってきた?』
紗由理に訊ねると『?フツーにいつも通り、
タクシーで帰ってきたよ?で、そのまま寝ちゃったの。寝てる間に発疹が浮かんだから、
焦ったよ』
……リンが患った原因不明の発疹。その前に悠莉【ユウリ】も発疹が浮かんだあと死んだ。アタシもついにかかったかぁ。あと、少しなんだな。
『ルウ!お客さんだよ。
しっかりご奉仕して稼いでくるのよ』
ママが顔を出してルウを呼ぶ。
ルウは小走りに出てゆく。
アタシは今日も身体を売り、
入った数万で生活する。
ママの取り分を引いてだいたい10万くらいだ。
空腹を感じて、
共用の冷蔵庫を開けてプリンを取りパクつき始めた。
白い羽根がプリンにかかる。
『なにこれ?
誰か冬用のダウンに穴空いてない?』
瑞季は呼び掛けたが、
紗由理は『冬には未だ早いよぉ〜〜〜』と答える。
『ふーん?』何の羽根だろ。
プリンはミルク風味で、
甘く舌に染み込んで消える。
腕にはまた発疹が浮かんだ……………
『ねぇ、アタシどうやって帰ってきた?』
紗由理に訊ねると『?フツーにいつも通り、
タクシーで帰ってきたよ?で、そのまま寝ちゃったの。寝てる間に発疹が浮かんだから、
焦ったよ』
……リンが患った原因不明の発疹。その前に悠莉【ユウリ】も発疹が浮かんだあと死んだ。アタシもついにかかったかぁ。あと、少しなんだな。
『ルウ!お客さんだよ。
しっかりご奉仕して稼いでくるのよ』
ママが顔を出してルウを呼ぶ。
ルウは小走りに出てゆく。
アタシは今日も身体を売り、
入った数万で生活する。
ママの取り分を引いてだいたい10万くらいだ。
空腹を感じて、
共用の冷蔵庫を開けてプリンを取りパクつき始めた。
白い羽根がプリンにかかる。
『なにこれ?
誰か冬用のダウンに穴空いてない?』
瑞季は呼び掛けたが、
紗由理は『冬には未だ早いよぉ〜〜〜』と答える。
『ふーん?』何の羽根だろ。
プリンはミルク風味で、
甘く舌に染み込んで消える。
腕にはまた発疹が浮かんだ……………