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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第2章 入学式
人々は国に助けを求めた。
しかしテロへの対処が未熟なこの国では、警察も役に立たなかった。
だから人々は国に頼らない方法を探した。
自分を命の危機から守ってくれる、何か…何か、他の方法を。
自分を、大切な人を
それを第一に考えて、常に守ってくれる存在を。
…そんな彼等がたどり着いたのが
そう、ボディーガードだ。
自分だけのガードマン。
金さえ払えば約束される忠誠心。
治安の乱れたこの国で、それは人々の希望となったのだった──。