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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第8章 熱くなる胸



「よお、お嬢さん」


「……!!」


「なにニヤニヤしながら歩いてんだ?」



周りの様子を気にせず歩いていたミレイは、背後から声を掛けられて凍り付いた。



「あなた…!!」

振り返るとハルトが立っている。

数時間前…リビングのソファーに座っていた時と同じ服装で。



「あなたには関係ないでしょう」

「また口ごたえか。こりねぇ…なあ…」

「…じゃあわたし、もう部屋に戻るから…っ」

「どうせ欲求不満で寝れねぇだろ。…覗き女」



ジリ..


ハルトが一歩、こちらに詰め寄る。



「──…!!」


「…どうして欲しい」



ミレイは反射的に、部屋に向かって彼から逃げた。





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