この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第8章 熱くなる胸
“ な、…何だったのあれ? ”
最後だけどうも様子が違った。
怒っているのかとも思ったけどそうじゃなさそう。
でも、もうその話はするなって…。
…追い返されちゃった気分。
《 嫉妬しちゃうから 》
「──…//」
嫉妬、って…確かにそう言われた。
もしそのままの意味だったとしたら
「いや…まさかまさか」
ミレイは独り言を言いつつ廊下を歩く。
“ からかったか…ふざけただけだよ。今日の朝に会ったばかりだよ? ”
何を期待しているのだバカ者。
自分に突っ込みをいれる彼女の顔は、ただいま百面相で忙しい。
あんなに優しくて綺麗な人が嫉妬?
そんなわけなかろうがバカ者。