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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第8章 熱くなる胸

…甘い。

これはチョコレートの味。


「……ぁ」


右手が勝手に動いて
ワンピースの裾をめくっていく。


先ほどハルトに触れられた場所に

そっと指を当てる。


ドキ...ドキ...


熱い唾が口内に溢れて、チョコレートの甘味を押し流し始めた。

異様に高鳴っている心臓が、身体が破裂してしまわないようにこうやって…熱を外に吐き出しているのだろうか。

ミレイは意を決して、太ももに触れた指を自分の中心に移動させた。


“ ああ……どうして ”


ミレイはくしゃりと目を閉じた。


下着一枚をはさんだソコは何故か濡れている。

まるで紅茶に入れるシロップだ。とろりとした液体を布越しに感じる。


どうしてよ…!

自分の身体に裏切られたようでやるせない。


しかも自身の指は信じられないことに、湿った下着の上をゆっくりと摩擦しだした。


「…ぅ…ハァ…ハァ…」


指の動き──この目的は明白だ。

それを受けて、彼女のナカもさらなる疼きを返す。



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