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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第9章 眠る男

翌日は、語学の講義ばかりが四限も続いた。

ガードマンは依頼者が行く所なら何処でもついて行かなければならず

相手が著名人であったならなおのこと…あらゆる国での迅速な対応が要求される。

そんなガードマンにとって言葉が通じないのは致命傷なのだ。


「はあ~!疲れるわ~!」

「くったくただね…」


とは言え、120分もある座学の講義だ。

連続して四つも受けるとなると、さすがのLGA生も体力を削られる。


「百マス計算よりはマシ…」

「そうは言ってもなぁ」


四限目が終わって午後の6時──。

ミレイは、ナツと数人の同級生達とともに食堂に来ていた。


同級生と言っても集まるのは同い年とは限らない。

ミレイ達のテーブルには20前から30代後半までの、奇妙な六人組ができていた。


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