パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 眠る男

まぁ他のテーブルも似たようなものだから、気にはしないけれど。

「…というか次週にいきなり確認テストか」

「こりゃ徹夜で勉強会だな」

「はぁ～」

ぐちぐちと文句をたれながら、それでも腹を空かせた面々は食事を前に手を合わせた。


今日の食堂は、中華料理フェア。

横のナツが食べ始めたのは麻婆豆腐丼。
向かいに座るおじさん（同級生）は酢豚。

ミレイが選んだのは茄子炒め定食だった。


“ 青椒肉絲( ﾁﾝｼﾞｬｵﾛｰｽ )も捨てがたかったけど ”


迷ったけれど、「揚げ茄子」という文字を見てしまったからには…。

「いただきます！」

ストレスは食事で発散すべし！
彼女達はもくもくと食べ始める。


揚げた茄子のコクはやはり素晴らしく

ピーマンや玉葱といった野菜のシャキシャキと、豚肉の甘味も絶妙で…

ピリッとした味付けは、ご飯がすすむ。