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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第10章 奴隷宣告
ミレイがこの謎の男とともに連れてこられたのは中央図書館の地下だった。
警察の取り調べ室よろしく、密閉された部屋。
ミレイ達は椅子に座り、四角いテーブルを挟んで向かいにスーツ姿の指導官がひとり、その背後に立っているのが二人。
“ 心なしか、寒く感じる… ”
無機質な素材で作られたその部屋は、冷たい印象を彼女に与えた。
しかしそんなことを気にしている余裕はない。
ミレイは今、厳しい顔の指導官を前に縮こまっていた。