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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第10章 奴隷宣告
「それなら遠からず、あんたはまた俺に会うことになりそうだな…」
「……」
「…だが…今日はここで寝る。あんたはひとりで帰りなよ」
「……おやすみなさい」
ペコッと頭を下げて、立ち上がったミレイは広場を走って出て行った。
LGAに入学してからというもの、何かがおかしい。
東城家に関わり、何故かその兄弟達と僅か数日で接点を持ってしまった。
これは偶然なのか?
まるで…──
まるで運命が、彼女と彼等を引き合わせたようじゃないか。
ミレイはまだ知らない。
自分は彼等のひとりに恋をして
その歪んだ愛を理解するために、ひどく苦しむことになる。
そんな未来が、そう遠くないという事を───。