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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第11章 ツカマエタ
彼の話を聞きながら、その意外な一面にミレイは早くも驚いていた。
「スミヤさんがこうして銃を眺めてる姿は想像できなかったなぁ…」
「ん?そうかな」
「てっきり、食器とかを集めて毎日磨いてそうだなって」
「ええ?食器を?──…ハハッ」
彼女の思い描くスミヤのイメージに、今度は彼のほうが驚いて笑ってしまう。
「わたしの勝手な…っ…イメージですよ!」
「フフ…っ…やっぱり君は面白いね」
食器集めとはこれはまた…
「──…でも良かったね。僕の事がひとつ知れて」
「…そっか…、そうですね」
「もっと知りたい?」
「はいっ、知りたいです」
......
───?
返事と同時に
手首にスルッと巻き付いてきたもの…