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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第11章 ツカマエタ
ざっと二十個以上はありそうだ。
「それ、全部使ってるんですか…!?」
「コレクションだよ。こうやって飾っておいて…暇な時に眺めたりさ」
「ふぅん」
「君も入ってきたら?そこからだと見えづらいと思うけど」
格子越しに観察するミレイに手招きする。
彼女は恐る恐る中に入ると、彼のコレクションに一通り目を通した。
なにせ自分には武器を集める趣味がないので、その面白さはいまいちわからない。
「銃って種類が多いですね…」
「もちろん任務内容に合わせて、持ち出す相棒も変えるけれどね。でも……例えばこれとか。威力が高すぎてガンキャップを付けても致命傷だ。軍隊にでも入らないかぎり使えないよ」
だから眺める専用。
スミヤはそう言いつつ、彼女の横に立つ。