この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第13章 逃走


ピチャンと跳ねた中身がナツの顔に少しだけ散った。


「これ、君にあげるよ」

「……はぁ」


鼻に付くぐらいに差し出された缶を、状況の呑み込めないナツは両手で大人しく受けとる。

そして相手の顔をまじまじと見詰めた。


「だ、誰ですか……」


思わず敬語になってしまうのは、相手の余裕たっぷりな笑みに気圧されてしまっているからだ。


暗い外──

自販機からの明かりを正面から浴びたその男は

長い睫毛の影を目の下に落とし

その影の隙間から、色っぽいホクロをひとつ覗かせていた。



「そのミルクティー。あげたお礼に頼み事があるんだけどね」


「……っ」


「彼女の居場所…。僕に教えてくれないかな」



男のジャケットの内ポケット。

そこに収まった短銃が、ちらりとナツの視界に入った。











/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ