この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第14章 訊問

「おやおや…」
落ちた缶から中身がこぼれる様を見下ろす。
「こんなに動揺するなんて、…可愛いね?やっぱりミレイの友人なだけはある」
「お、お、俺…ッ…男です…!!」
「うん、見ればわかるよ」
体格的にはナツの方が有利なのだが、圧倒的にかもし出す雰囲気で負けていた。
顔をずいっと近付けられる。
「んー…まぁ、顔立ちもそこそこだし合格かな」
「ぃゃ、あの、俺、そういうシュミは…」
「そうなの?意外だな」
そしてナツは思い出した。
同級生達の噂話。
《 次男の東城スミヤはそーとーな色好みで、男女問わずヤリまくってるらしいし…… 》
「じゃあ、君って童貞?」
「…ふぇ?は、いや!高校まで彼女いたんで」
「違うよ」
「ひッッ!」
尻を唐突に掴まれて、悲鳴をあげたナツはその場で腰をぬかしてしまった。

