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第15章 Mission.１ ～ 捕縛せよ

LGAの成績は加点・減点方式だ。

授業の演習や試験の結果で点数が付けられ、一定の点数がたまると次の色のバッジと交換できる。

そうやって銀バッジまでたどり着くと…

外に出て仕事の依頼を受けることができるようになり、さらに授業免除の特典がつくらしい。（ただし抜き打ちの試験がある）


「…よし」

ミレイはスーツの胸元にバッジを付けた。

“ 専属ガードマンの契約を勝ち取るために必須の銀バッジ…。それをもらえるように、今日の授業でも良い成績を取らないと！ ”

気合いを入れ直す。


クラスの全員にバッジが行き届くと、いよいよ今日の訓練内容が告げられた。


「諸君は一回目の授業と言うわけで…えー、特別なミッションを用意したぞ」


銃器の練習──
格闘技の実戦訓練──
エスコートの仕方──
依頼人を守るための車の運転──

…いったい今日は、何をするのだろうか？


「──…先ずはミッションのための道具を渡す」


バッジの時と同様に、開けられたスーツケースの中身が職員によって配られていく。


「……？これって」


ｶｼｬﾝ...


手錠？