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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第16章 Mission.2 ~ 逃避せよ

「でもわたし達はミッション中ですよ?いつまた刺客が来るかもわからないのに」
「──…耳をふさげ」
「…ッ─!!」
銃声が鳴り響く。
恐る恐る振り向くと、カルロが銃口を向けた先にはまた男が倒れていた。
「……!!」
「何処にいようと…狙われてるのに、変わりない。……フワァ…ハ…、行くぞ」
カルロが歩きだし、繋がった手首が小さい力で引っ張られる。
銃声に慣れていないミレイは心臓を凍らして固まっていたが
待つ気配のない彼に合わせて慌てて足を動かした。
───

