この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第17章 留守番

ふっと口の端で笑ったスミヤは、ソファから離れてカルロに背を向けた。
腰のベルトには短銃が二丁、綺麗に磨かれて下げてある。
「僕は依頼がきたから、今から外に出てくるね」
ミレイが出ていったのとは別の扉に向かう。
「…兄さんにも連絡が入る筈だよ。早めに支度をしといたら?」
電気はつけたままで、スミヤは部屋を出た。
「──…」
《 兄さんのほうが歪んでる…── 》
「……ウザ」
しばらくして、やっと身体を起こしたカルロ。
身支度を整えるために、自室に向かってのろのろと歩いた。
────

