この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第17章 留守番

もしそうなら悪いことをした。

キッチンとは本来、母親の城だ。

「もう…わたしは、使わないから…」

ミレイは後ずさりながら彼に言う。

これ以上ハルトの気を逆撫でするようなマネはごめんだからだ。


けれど


「ク──ハハッ」


「…?」


「母親の記憶?──…ねぇよ、そんなもん」


興味もない、と

ハルトは笑いながら言いはなった。



「…生きてるか死んでンのかも、知らねぇし」



ミレイの腕を離して彼女に背を向けると、ダイニングの方へ歩いていく。


「よけいな詮索はやめて早く作れよ。…俺以外の奴に食わせたら許さねぇからな」


ミレイの顔を見ることなく、椅子に座ったハルトはそれだけを告げて黙ってしまった。


いったい彼がどんな表情をしていたのか……

ミレイの方からは、見ることができなかった。









───…





/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ