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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第18章 not genius, but....

これはあくまで噂でしかない。

だがその話を聞いたミレイは合点がいった。


《 生きてるか死んでるのかも、知らねぇし 》


“ キッチンでの彼の言葉…──あの時は、それがどうしてか疑問に思ったけれど ”


彼の母親が、理事長の正式な妻ではないとしたら。

中絶がタブーとなったこのご時世だ。産まれた子供だけでも引き取って、この家で育てたとしても不思議じゃない。

そして露天風呂で遭遇した時、わたしを理事長の愛人だと勘違いしたのも──

“ 彼が愛人の息子だから…? ”

全てに納得できる。




───



授業を終えたミレイは東城家に帰ってきていた。

今日聞いてきた話を思い返しながら廊下を歩き、ハルトについて思いを巡らせていた。


《 母親の記憶?ねぇよ、そんなもん… 》


幼きハルトの中に母との思い出はないのだろうか?

顔も、名前すらも知らないのだとしたら?

それはとても可哀想なことだと思う。


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