この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第19章 気になるひと

“ 顔…っ 近い! ”

ミレイは椅子を引いて立ち上がりそうになった。

しかし──背もたれに置かれた手がそれを防ぐ。

困惑した表情の彼女に、スミヤは紳士的な笑みを浮かべた。


「…ナツくん」

「は、はい!」


ミレイに目を向けたままで、ナツの名を呼ぶ。

それだけでナツは飛び上がりそうなほどに怯えていた。


「喉が渇いたんだ。申し訳ないんだけれど…飲み物を調達してきてもらえないかい?」

「…飲み物っすか…!? お茶ですか?それともっ珈琲とかが…」

「君にまかせようかな」

スミヤは依然として、ミレイから視線をそらさない。


「僕好みの飲み物を、期待してるよ」

「…じ、じゃあ…!しっかり悩んできます…!!」

「──…うん、しっかりね」


ナツはこの時 覚悟した。

スミヤの好みをちゃんと選ばないと、また押し倒されるかもしれない。


「行ってきます!」

一目散に食堂から出ていった彼は、自販機の前で長々と悩み続けるのだろう──。




/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ