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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第20章 猫と、彼の闇


“ ん……、いま何時だろう…… ”


ほの暗い証明の明かりでみたされた廊下で、ミレイは目を覚ました。

カルロに膝枕をしている間に彼女も一緒に眠っていたらしい。

こんな場所で寝たなんて自分でも信じられないが、思えば…昨日も一昨日も、カルロの無事が気がかりであまり寝られていなかったかもしれない。


「…カルロさんは…」

そこに横になっていたカルロはもういなかった。


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