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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第21章 兄弟喧嘩

上手くできる自信なんてない。
そもそも、後ろからハルトに突かれながらの状況でそんな余裕もない。
「‥んっ//‥ん、‥─ッ」
ミレイは夢中で舌を動かした。
ジュル、チュっ... ヂュ.. . .
「ん、ハァ‥!! ハァ‥…ふ、っ‥//」
少しでも深く咥えると簡単にむせてしまう。
壊れたように早打つ心臓を抱え、呼吸と喘ぎが口の開閉についていかない。
それでも、ミレイはできるだけ大きく口を開けて、唇の全体を被せながら下側の筋に舌を這わせる。
「──…っ…、ハァ…」
しだいにカルロの顔色にも変化が表れた。
声にこそ出さないものの感じ始めているのは確かだろう。
「…ンふ‥ッ‥ハァ‥‥、…ァっ!…‥‥ん、ハ…!!」
「……ッ…」
ジュル.. ジュ、ヂュっ─‥
独特の苦味が舌に広がりミレイの鼻を抜ける。
彼女の中に棲んでいた、得体の知れぬ何かが…
その味に悦び、女の幸せを感じていた。

