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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第21章 兄弟喧嘩

「…ハァ…、…っ…、クク…」
カルロは頭を垂れ、従順なミレイを見下ろして口の端で笑う。
こんな時──女なら、こちらを誘うように上目遣いで色目を使ってくるものだろうか。
しかしミレイに上を見る余裕などなく、ほとんど閉じた瞼の裏で熱く瞳を潤ませながら、必死に舌を絡ませていた。
カルロは何も言わず、そんな彼女の上体を支えていた。
頭を固定して無理やり突き込む事もしなければ
髪を撫でて彼女をねぎらう事もしない。
ただ…その喉を静かに震わせ、溜め息混じりの笑みを溢す──。
......
「…何故…ッ…そんなマネができる…──」
「‥ン、ンふぅぅ…っ‥//‥ハ‥ァ‥」
ドクドクッ...!
その時 背後のハルトが、自らの欲を彼女の中に吐き出した。
大きく脈打ちうねりながら、彼女を犯す。
“ 熱い…… ”
下半身に熱い液体を注ぎ込まれ、ビクビクと尻が痙攣した。
もはや二人に支えられていないと立っていられないミレイは、力の入らない膝を左右に震わせ、意識の境目を漂っている。
“ 身体も熱い。頭、も…── ”
「…ハァハァ……、カルロ サン……」
ミレイはもう、意識を手離す直前だった。

