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第4章 男女差別！

ミレイは幼少の頃に母親を亡くし、それから施設で育てられた。

居心地の良い施設だったが、それでも贅沢はできない。子供心に沢山あった欲を抑えてここまで成長したのだ。

LGA入学を機に彼女は施設を卒業し
母が残した資産をもって当面の生活費にあてる。

LGAではアルバイトが禁止だから、早くガードマンになって働けるようにならないといけない。


“ もって４年だろうな。その間になんとか卒業できるように頑張らないと ”


ここLGAは《 卒業 》という概念が他の養成校や大学と異なる。

年齢も実力も関係ない。
必要な条件はただひとつ──《 専属になること 》

それが必要なのだ。


専属ガードマンの契約がきて、本人がそれを承諾した時……それが卒業となる。

申し込まれる相手は誰だろうと構わないが、これがなかなか難しいのだ。